出生数、1~11月69万6千人 23年、過去最少の可能性高まる

厚生労働省

 2023年1~11月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は前年同期比5.3%減の69万6886人だったことが23日、分かった。厚生労働省が人口動態統計の速報値(外国人らを含む)を公表した。12月分も同じペースだった場合、23年通年の出生数は70万人台半ばとなり、過去最少となる可能性が高まった。

 22年通年の出生数(速報値)は統計開始以来初めて80万人を割り込み、79万9728人だった。政府が「次元の異なる少子化対策」を掲げ、少子化傾向の反転を目指す中、歯止めがかかっていない状況が鮮明となった。

 1~11月の婚姻数は5.6%減の45万1769組だった。

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