「非常に厳しい環境」 緊急消防援助隊が帰還【長野】

能登半島地震の被災地で救出や救護活動にあたった緊急消防援助隊が任務を終えて帰還し、厳しい現地の状況を報告しました。

長野市消防局によりますと、10日から県全体で派遣された消防隊員はおよそ650人。
主に石川県珠洲市仁江町で、安否不明者の捜索やけが人の搬送支援に当たりました。
第4陣として長野市消防局から派遣され、22日帰還した19人が、厳しい現地の状況を報告しました。

■緊急消防援助隊長野県大隊 北村貞世 大隊長
「改めて地震の被害の大きさを目の当たりにしたと思っております。それと被災地は厳しい環境の中でしたので私たちの活動も非常に困難を強いられたと、二次災害の発生危険がある中での活動だったということ、非常に厳しい環境だったというふうに思っております」

活動にあたった珠洲市の土砂崩落現場では、いまだに2人が見つかっていません。

■緊急消防援助隊長野県大隊 北村貞世 大隊長
「依然として安否が確認できない方がおりますので、引き続き他の都府県によって活動が継続されますので、一刻も早く安否不明の方の発見救出につながることを願っております」

被災地では、安否不明者の捜索活動が今も続いています。

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