成田空港 デジタル技術で北斎の浮世絵再現

成田空港 デジタル技術で北斎の浮世絵再現

 外国人旅行者に日本の文化を楽しんでもらおうと、葛飾北斎の浮世絵を高度なデジタル技術で演出したスペースが1月23日、千葉県の成田空港にお目見えしました。

 成田空港第2ターミナルサテライト2階では、海外でも人気が高い葛飾北斎の浮世絵を高度なデジタル技術を使って再現した展示会が行なわれています。

 これは出国手続きを終えた訪日観光客や乗り継ぎのため空港を利用した海外の観光客に、「また日本に来たい」「今度は日本に入国したい」と思ってもらえるよう企画されたものです。

 会場には北斎の最大の肉筆画といわれる「鳳凰図」や、新千円札に採用された「冨嶽三十六景」の複製画が展示されているほか、それらの作品をテーマに制作した動画などが上映されています。

 それぞれの作品は、高度なデジタル技術を駆使して原画の質感や色彩が忠実に再現されていて、利用者たちはまるで本物のような浮世絵の美しさに魅了されているようでした。

 この「Digital×北斎」は2月13日まで開かれています。

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