“餃子の王将”も新商品開発へ ターゲットは40~50代男性、東松山にゆかりある5者集結で美味しさ追求 東松山市、松山高、松山女子高、日本薬科大もタッグ 新メニューは2月発表、春から地域限定販売の予定

協定書を手にする(左から)都築稔日本薬科大学学長、渡辺直人王将フードサービス社長、森田光一市長、道祖土悟県立松山高校教頭、秋山佳子県立松山女子高校校長=東松山市役所

 埼玉県東松山市とゆかりのある産官学の5者が連携して新商品を開発する協定締結式が19日、同市役所で行われた。森田光一市長、全国で中華チェーン「餃子(ぎょうざ)の王将」を展開し、同市内に工場を置く王将フードサービス(京都市)の渡辺直人社長ら各代表者が署名した。協力して新商品を開発するなど、「食と健康を生かした地域活性化」を推進する。

 「東松山市まち・ひと・しごと・創生総合戦略」の一環。今回は、東松山を「美味(おい)しく元気にする」産官学プロジェクトとして、昨年の夏から始動している。

 5者は、同市、同社、県立松山高校(小久保守校長)、県立松山女子高校(秋山佳子校長)、日本薬科大学(都築稔学長)。新商品のコンセプトは「健康(安心・安全)・薬膳」。ターゲットは40代から50代男性(お父さん)。テーマは「お父さんに健康になってもらいたい」。

 すでに学生、生徒のアイデアを生かしたメニュー開発を、販売する王将フードサービスが始めた。2月に完成発表を行い、春からの地域限定販売を目指している。

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