“最強寒波”警報級大雪のおそれ 南部でも積雪か 広島

この冬一番の寒波が近づいています。おととしの年末に大雪の被害を受けた三次市の農家は不安を抱えていました。

ファームあおが 佐々木勝章代表理事「たくさん降ったら、この(獣害対策の)網が倒れる可能性があるので大変です」

1年前、雪の重みに耐えきれず倒壊したファームあおがのビニールハウス8棟。被害額は1000万円以上にも及びました。修理代も高額となったためこの1年間はビニールハウスを使わずにアスパラガスを栽培。収穫量は1日50kgから30kgへと激減したといいます。

ファームあおが 佐々木勝章代表理事「(ビニール)ハウスがなくなったので収穫は減っていくけど、地元の方にアスパラのおいしさは人気なので続けていきたい」

今回の大雪でイノシシやシカの侵入を防ぐ柵が倒れる可能性もあり不安は広がります。

佐々木勝章代表理事「この(獣害対策の)柵が抜ける場合と折れる場合がある。(壊れたら)支柱を交換するしんどいけど直すしかない」

上空にこの冬一番の強い寒気が流れ込んだ影響で県内では25日にかけて山地を中心に大雪となる見込みです。

気象台によりますと24日朝までに予想される雪の量は山地で最大60cm、平地は南部でも15cmとなっています。

南部北部ともに警報級の大雪となる可能性もあり、積雪や路面の凍結による交通への影響にも注意を呼びかけています。

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