「ネコ」の駅長としてJR芸備線の志和口駅で大人気だった「りょうま」が息を引き取ってからまもなく5年。2代目の駅長が決まり研修が始まりました。
芸備線の志和口駅で「初代ネコ駅長」として多くの人に愛された「りょうま」。およそ2万人が「ネコの駅長」に会いに訪れ、カレンダーを作れば即完売するほどの人気ぶりでした。その初代駅長からもうすぐ5年。
金尾真弓記者「2代目駅長が今こちらで研修中なんですが、いました!あれ?2匹いますね」
「りょうま」の記念館に4日前に迎えられたのが、2代目のネコ駅長と、初の駅員となる兄弟ネコの2匹です。
この兄弟は生後10カ月の地域猫で、そのそっくりさは館長の中原さんも見間違うほど。
りょうま駅長記念館 中原英起館長「右が駅長です。あ、まてよよう見にゃいけん。間違いない。うっかりしたら間違えそう」
記念館の中に専用のスペースを作り、駅長・駅員としてのデビューに向け研修が始まっています。
中原英起館長「ずっと探しました。丸4年、100匹くらい。なかなか見つからなかったのはりょうまが頭に残っていて照準を合わせていたから」
およそ100匹のネコの中から2代目の駅長として見事選ばれた理由はー。
中原英起館長「よく人に慣れている。ほとんどのネコは逃げるが2代目駅長はすぐ寄ってきた」
また、初代駅長「りょうま」によく似た見た目もポイントだったそうです。駅長としての研修はまずは帽子に慣れること。
23日は初めて志和口駅に行ってみました。慣れない環境に少し戸惑い気味ですが、駅長としての自覚はすでにあるようです。
館長をはじめ地元の人たちは、新たな2匹の活躍に大きな期待を寄せています。
地元の人「仲が良さそうで安心した」
りょうま駅長記念館 中原英起館長「2代目もいいネコだと話が広まって芸備線を利用してしっかり来てもらいたい。私はこの猫に期待している」