広島県内は冬一番の寒気 1月25日にかけて大雪の見込み

広島県内は、この冬一番の寒気が流れ込み、朝から厳しい冷え込みとなりました。1月25日にかけて山地を中心に大雪となる見込みです。安芸高田市甲田町の農園は雪の中、作業に追われました。大雪に備えて広島菜を収穫です。

■従業員

「大変ですよ。1月24日が(大雪で)収穫できないと聞いているので頑張っていこうかと」

■援農甲立ファーム 光永浩章さん

「葉っぱが折れてしまったりするので、できるだけ前倒しで収穫して持って帰ろうかなと思う」

広島市中区にも雪がちらつきました。最高気温は5.1度と、1月22日より6度ほど低くなりました。

■市民

「寒いこんな縮こまっている」「ダウンでもちょっと寒い。一番厚手だけど」

■金丸真帆 記者

「安佐北区の動物園です。時折り雪がちらつく寒さで、動物たちも心なしか寒そうです」

羽の中にくちばしを入れて休むフラミンゴ。アフリカに分布する「アヌビスヒヒ」もヒーターが設置されている岩山で身を寄せ合っていました。寒さのため、屋外から屋内の展示室にうつされている動物も。

■訪れた人は

「カメが集まっていました。集まってじっとしてた」

Q寒そうな動物いた?

「サイ」

■安佐動物公園 種の保存・繁殖担当 竹内輝明 課長

「(寒さが)苦手な動物には、部屋の中を暖房したりとかできるだけ彼らの生息地に近い暖かい環境をあげることを考えてやっています」

一方、スキー場にとっては恵みの雪となりました。北広島町と島根県の境にある大佐スキー場は、暖冬の影響でゲレンデの雪がほぼ溶けてしまい、今年1月3日から休業しています。待ち望んだ雪に担当者は安堵の表情です。

■大佐スキー場営業担当 青木果奈江さん

「恵みの雪で、私たちはこれでオープンできるとうれしく思っている。大佐スキー場を選んで滑走しに来てもらえれば」

大佐スキー場は雪の状況を見て圧雪し、1月25日からの再開を予定するということです。広島地方気象台によると、県内は山地を中心に23日夕方から25日にかけて大雪となる見込みです。降る雪の量は、24日午後6時までの24時間で、多いところでは北部の山地で60センチ、平地で25センチ、南部の山地で50センチ、平地で15センチです。また、予想以上に雪雲が発達した場合は警報級の大雪となる可能性があり、気象台は積雪や路面の凍結に注意を呼びかけています。

【2024年1月23日 放送】

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