現場を離れて3年弱…アンドレ・ビラス・ボアス氏が古巣ポルトの会長選挙に出馬へ

アンドレ・ビラス・ボアス氏がポルトの会長に?[写真:Getty Images]

アンドレ・ビラス・ボアス氏(46)がポルトの会長選挙への立候補を表明した。

プロアマ問わずサッカー選手歴がほとんどないにも関わらず、故サー・ボビー・ロブソン氏、ジョゼ・モウリーニョ氏という稀代の名将に師事して指導者キャリアを積み上げたビラス・ボアス氏。2010年ごろに30代前半の青年指揮官として名を上げたが、今も46歳と非常に若い。

キャリアの出発地点となったポルトを指揮官としてリーグ制覇、UEFAカップ(現EL)制覇に導き、その後はチェルシー、トッテナム、ゼニトなどでも指揮。ただ、2021年2月にマルセイユを解任されて以降は現場復帰していない。

ポルトガル『Diario de Noticias』によると、ビラス・ボアス氏は先日行われたとある式典で自らを「ポルトの会長候補」と前置きして熱意を披露。今年4月に行われるポルトの会長選挙への立候補を表明した。

現在のポルトは、ホルへ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ氏が1982年から40年以上、16期にわたって会長に君臨。全世界で最も長くプロサッカークラブの会長を務めている長老で、サポーター出身ということもあって幅広い尊敬を集めているが、その年齢は86歳。現時点で17期目への出馬を決断していない。

また、ビラス・ボアス氏が立候補した今回の会長選挙に向けては、前回立候補で落選した地元出身の実業家ヌーノ・ロボ氏も再び名乗りを上げている。

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