女性にわいせつ行為、夜バイト帰りに…「かわいいね。どこか行こう」と近付いた会社員を逮捕 施設の敷地内、路上で触られて女性すぐ通報 防カメで特定「間違いありません」と認めた44歳、なぜか不起訴に

男性、不起訴に 強制わいせつ容疑

 飯能市で昨年3月4日、路上などで帰宅途中の女性が体を触られるわいせつな行為をされた事件で、さいたま地検川越支部は19日、強制わいせつの疑いで県警捜査1課と飯能署に逮捕された飯能市落合の男性会社員(44)を不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

■「ムラムラして」土地勘る場所か(以下、初報記事)

 県警捜査1課と飯能署は11日、強制わいせつの疑いで、飯能市落合、会社員の男(44)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年3月4日午後11時34分ごろ、飯能市内の施設の敷地内や路上で、徒歩でアルバイトから帰宅途中の当時10代後半の女性の体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。調べに「ムラムラして女性の体を触ったのは間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、男は面識のない女性に「かわいいね。どこか行こう」と声をかけて近づき、犯行に及んだという。被害に遭った直後に女性が「知らない男に体を触られた」と110番し、現場を含めた広範囲の防犯カメラ映像の精査などから関与を特定した。犯行場所に土地勘があったとみられる。県警は余罪の有無を慎重に捜査している。

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