猫が『家族だと思っている人』だけに見せる4つの行為 愛猫とあなたの絆のかたち!

1.子猫のように鳴く

猫は、家族だと思っている人に対して子猫のように鳴くことがあります。これは飼い主のことを母親と認識しているからだとされ、多くの場合は「要求」や「甘え」の意思表示です。

幼い子どもが「ママお願い!」「ママ聞いて!」と言っているイメージでしょうか。

それでは子猫のように鳴くとはどのような声かというと、ひとつに「サイレントニャー」があります。これは人間の耳では聞き取れないほどの高音で鳴くという、猫特有の鳴き方です。甘えたいときや気付いてほしいときに発します。

また、大きな声で繰り返し「ニャー!ニャー!」と鳴くのも信頼の証。ご飯がほしい、遊んでほしいなど、より明確な要求があるときにこのような鳴き方をします。

2.ふみふみする

あなたの体をひたすらふみふみ…愛猫がそんな行動をしたら、家族として受け入れられている証拠です。

ときには爪を立てていることもありますが、猫に悪気はありません。実はこれも子猫が母猫にする行動のひとつなんです。

子猫はお腹が空いたときに、母猫のお腹をふみふみして母乳の出を促します。成猫になってからのふみふみは単に空腹というわけではなく、甘えや信頼の証なんだとか。ママに抱っこされて思わず指しゃぶりしてしまう幼児と似ているかもしれません。

ベッドや毛布をふみふみするのも、家そのものに安心しているからこその行動と言えるでしょう。

ちなみに成長とともに子猫のときの名残が消えていく個体もいます。ふみふみしないからといって愛されていないわけではありませんよ。

3.じっと見つめてくる

猫は、家族だと思っている人の目をじっと見つめることがあります。それもいつもより目を細めて、じーっと見つめてくることが多いようです。なんだか意味深な気がして、思わず話しかけてしまうという人も多いのではないでしょうか。

一般的に猫が相手の目を見つめるのは、敵意や警戒心があるときとされています。これは、目をそらした瞬間に攻撃されるかもしれないから。つまり野生の名残であり、敵と会ったこともない現代の飼い猫には当てはまらないこともあるようです。

愛されている猫は、飼い猫が自分のお世話をしてくれることを知っています。そのためお腹が空いたときやトイレを変えてほしいときに、「やってくれるかな?」という感じで見つめてしまうというわけです。

4.どこにでもついてくる

どこに行っても猫がついてくるのは、愛されている証拠。子猫が親猫の後ろから決して離れないように、あなたを敬い信頼しているからこその行動です。

寝る部屋に一緒に来て布団で寝たがったり、お風呂にまでついてきたり。何か要求があって後追いしていることもありますが、いずれにせよ慕われていることに変わりはないでしょう。

遊びたいときはこの人、甘えたいときはこの人というように、要求によって「ストーカー」する相手を変える個体もいるようです。

単独行動を好む猫にしては珍しい行為のように思えますが、野良猫と比べて親離れしにくいという、飼い猫ならではの事情も影響しているとか。

あまりに後追いが激しい場合は心理的ストレスを抱えている可能性もあるので、気を付けて見てあげてください。

まとめ

体にふみふみしたり、どこにでもついてきたり。これらの行為は嫌いな人には決してしません。飼い主を信じ期待しているからこその行動と考えると、愛猫に対する愛情がなおさら深まりそうですよね。

猫の愛情は「甘え」や「要求」と密接な関係があり、期待に応えてくれる相手には素直に心を開きます。つまり猫に愛されるには、猫の要求にいかに答えられるかが重要ということです。

親のように安らぎを与えるもよし、姉妹のように良き遊び相手になってあげるのもいいでしょう。あなたらしいやり方で、猫との絆を深めてくださいね。

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