【香港】12月の空港旅客、コロナ禍後で最多に[運輸]

香港空港管理局(AAHK)は22日、香港国際空港の2023年12月の旅客数(速報値)が前年同月の2.7倍となる延べ432万2,000人に上ったと発表した。単月の旅客数としては、新型コロナウイルス禍後で最多となった。同局は、旅客数が今年末までにコロナ禍前の水準を完全に取り戻すとみている。

12月の旅客数は前月比で14.8%増えた。クリスマスシーズンのピーク時には、1日当たりの旅客数がコロナ禍前の8割に回復した。旅客数はどの路線も前年同月に比べ大きく伸び、東南アジア、中国本土、台湾の各線でとりわけ伸びが目立った。

貨物輸送量は前年同月比19.3%増の41万8,000トン。輸出が33.4%増加した。北米、中東、欧州との貿易貨物の伸びが大きかった。貨物輸送量の前月比は0.2%増だった。

12月の航空機発着回数は前年同月比89.0%増の2万9,815回で、コロナ禍前の8割を超えた。旅客数と同様、コロナ禍後で最多を記録した。前月比では7.0%増えた。

23年通年の旅客数は前年比7倍の延べ3,950万3,000人だった。航空機の発着回数は2倍の27万6,065回。貨物輸送量は3.2%増の433万2,000トンとなった。

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