24日(水)の天気 日本海側を中心に広範囲で大雪に 北陸では交通障害に警戒を 全国的に厳しい寒さにも注意

 今季一番の強い寒気が流れ込んでいるため、きょう24日(水)は冬型の気圧配置が強まり、日本海側だけでなく太平洋側でも、大雪となる所がある見込み。全国的に風も強く、北日本では、猛ふぶきとなる所もありそうだ。また、北陸では、局地的な降雪の強まり、短時間での積雪急増による交通障害に警戒が必要となる。また、全国的に厳しい寒さで、防寒対策も万全にしたい。

北陸 交通障害に警戒 防寒対策も万全に

 きょうは、北陸から山陰で、局地的に雷を伴って雪が強まり、短時間で積雪が急増する所もある見込み。すでに、北陸では雪が強まっている所があり、福井県には「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されていて、大規模な交通障害に警戒が必要だ。北陸では、すでに大雪警報の発表されている地域があるが、今後、警報級の大雪の地域が拡大するおそれがある。また、能登半島地震の被災地では、雪の重みで、損傷した家屋が倒壊するおそれもあるので注意が必要だ。
 なお、北陸では、降雪や強風の影響もあって、かなり厳しい寒さとなるため、出来る限りの防寒対策も必要となる。

北日本の日本海側では猛ふぶきも 太平洋側でも積雪に

 日本付近の上空には、今季一番の強い寒気が流れ込んでいるため、日本海側を中心に雪が続き、風も強く吹く見込み。特に、北日本では、風が非常に強く吹き、猛ふぶきで見通しが悪くなったり、吹きだまりによる交通障害に注意が必要となる。太平洋側にも雪雲が流れ込んでいて、普段、雪に慣れていない地域でも積雪となったり、大雪のおそれもある。

全国的に厳しい寒さ 防寒対策を

 きょうは朝から気温はほとんど上がらず、気温が横ばいの所も多い。最高気温は、日本海側で2℃~4℃、太平洋側でも5℃前後の所が多く、晴れ間のある東京でも8℃の予想。冷たい風が強く吹くため、体感気温は、予想の数字よりも更に低く、厳しい寒さとなりそうだ。きょうは、風を通さない服装、暖かい服装を心がけ、マフラーや手袋、カイロなどの防寒小物も積極的に活用したい。

(気象予報士・海老原美代子)

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