早咲き、淡い紅色 日立紅寒桜が開花 茨城 例年より1週間遅く

開花した「日立紅寒桜」=日立市宮田町

茨城県日立市固有の早咲きのサクラ「日立紅寒桜」が開花した。市さくら課が23日までに確認した。かみね公園の頂上駐車場ロータリーと日立市・十王町合併広場(いずれも同市宮田町)では、ぽつぽつと淡い紅色の花が開いている。

市によると、開花は例年より1週間ほど遅く、昨年の開花後に降った雪で枝先が傷んだ影響とみられるという。花は一重咲きで、少しずつ開花して長持ちするのが特長。3月上旬ごろに見頃を迎える。

日立紅寒桜は2006年、新品種として農林水産省から登録認定された。市内には約280本が植えられ、同公園のほか、市役所やJR日立駅中央口駅前広場、日高交流センターなどで楽しめる。

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