忙しいオフの癒やしは小祝さくら? 勝みなみ「早く米ツアーで1勝を」

米ツアーで2年目を迎える勝みなみ(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 事前(23日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6557yd(パー71)

昨季、米ツアー1年目でシードを確保した勝みなみのオフはかなり忙しかったという。東京でスポンサー関係をはじめとする“仕事”も立て込んでいた。そんな中でも時間を見つければ、仲の良い小祝さくらと会うことが多かったとか。「12月だけで6回くらいかな。“マブダチ”なんです」と笑う。

合間を縫って鹿児島に帰ると、ゴルフに明け暮れた。なかなか会えない地元の友人と食事に行きたい気持ちはグッと我慢。「ひたすら練習してました。毎日のように朝7時から午後4時くらいまでやって帰る、みたいな感じ」。コースに出てラウンドする時は、ハーフで切り上げることもあった。「年末で人も多くて混んでいるから、残りのハーフは回らず、ただただアプローチとパターの練習したり。うまく時間を使って」

今シーズンのターゲットは明確(撮影/亀山泰宏)

シーズン中も欠かさないハードトレーニングは、もちろんオフも継続した。フィジカル面の強化もゴルフにつなげることを常に意識。“緩む”ことが多かったというアプローチのミスを減らすための鍛え方をトレーナーと相談し、取り組んできた。

2年目の目標は、もちろん優勝。「やっぱり、早く1勝したいですね」と力を込める。自身のシーズン最終戦となった昨年11月「アニカ driven by ゲインブリッジ」では2位で大会を折り返し、米ツアー自己ベストに並ぶ7位に入った。「トップ10で結構自信もついた。優勝できれば、もっと自信がつくと思う」とうなずく。

アウト9ホールを回って「悪いイメージはない」(撮影/亀山泰宏)

「山本由伸投手、まだ見たことがないんです」。大谷翔平選手と2人も日本のスターがそろうMLBドジャース、新日本プロレスを退団して海外挑戦が見込まれているオカダ・カズチカ…。米国で楽しみなこともあふれているが、まずはゴルフ。

「ショットの調子も上がってきて、ポイント、ポイントに打てている。課題だった100yd以内、50yd以内もいい形で打てるようになってきたのかな」。最終盤までシード争いの当落線上だった昨季から進化した姿でタイトルを目指す。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)

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