ベルトレイ、ヘルトン、マウアーが殿堂入り ワグナーは5票不足

日本時間1月24日、2024年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表が行われ、エイドリアン・ベルトレイ、トッド・ヘルトン、ジョー・マウアーの3人が当選ラインの得票率75%をクリアして殿堂入りを決めた。この3人は時代委員会による投票で選出された元監督のジム・リーランドとともに、日本時間7月22日にクーパーズタウンで行われる殿堂入りセレモニーに出席する。一方、ビリー・ワグナーは当選ラインまであと5票足りず、9度目のチャレンジでも殿堂入りを逃した。

2024年度の殿堂入り投票は385人の記者が投票し、当選ラインの得票率75%をクリアするためには289票が必要だった。殿堂入りの最有力候補と目されていたベルトレイは366票を獲得し、得票率95.1%を記録。ヘルトンが得票率79.7%で2番手につけ、マウアーは得票率76.1%で当選ラインを4票だけ上回った。ベルトレイとマウアーは史上59・60人目となる有資格初年度での殿堂入りを果たしている。一方、ワグナーは284票で得票率73.8%にとどまり、悲願の殿堂入りまで5票届かなかった。

ベルトレイは通算3166安打、477本塁打、1707打点、636二塁打を記録した名三塁手で、ゴールドグラブ賞も5度受賞。ドミニカ共和国出身の選手が殿堂入りするのは史上5人目の快挙となった。

ヘルトンはロッキーズ一筋で活躍した強打者で、通算2519安打、打率.316、369本塁打、1406打点、OPS.953を記録。通算四球(1335)は通算三振(1175)を大きく上回っている。

マウアーはツインズ一筋で活躍した好打の捕手で、3度の首位打者を獲得。通算2123安打、打率.306、143本塁打、923打点、OPS.827を記録し、ゴールドグラブ賞も3度受賞した。

惜しくも落選したワグナーは、次回が有資格最終年となる10度目の挑戦。今回がラストチャンスだったゲーリー・シェフィールドは得票率63.9%で殿堂入りを逃した。ほかの主な候補者の得票率は、アンドリュー・ジョーンズが61.6%、カルロス・ベルトランが57.1%、アレックス・ロドリゲスが34.8%、マニー・ラミレスが32.5%、チェイス・アトリーが28.8%だった。

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