茨城交通 バス決済にクレカ、QR追加 2月から

茨城交通の路線バスでタッチ決済やQRコード決済ができる=水戸市笠原町

茨城交通(茨城県水戸市、任田正史社長)は23日、路線バスの新決済システムのサービスを2月1日から開始すると発表した。同社発行ICカード「いばっピ」を利用するキャッシュレスシステムに、クレジットカードなどのタッチ決済、QRコード決済を追加。同社の路線バス全車両約400台に導入される。

タッチ決済と「いばっピ」決済は、乗車時と降車時にカードを決済端末にかざして利用する。QRコード決済は、乗車時に整理券を取り、降車時に整理券を読み取り機に投入し、機械のカメラ部分にQRコードをかざす。

タッチ決済対応のカードは、クレジット、デビット、プリペイド。運賃が10%引きになるサービスがある。QRコード決済対応のサービスは、PayPay(ペイペイ)、楽天ペイ、d払い、メルペイ、auペイなど。QRコード決済は割引が適用されない。

茨城交通の任田社長は「県外から来た人や、バスに乗る回数が少ない人が現金ではなく、キャッシュレスで乗れるように対応した。インバウンド(訪日客)の人もクレジットカードで抵抗なく乗れる」と話した。

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