86歳の世界的名優が回顧録を執筆中「かなり記憶力がいいんだ」壮絶な断酒の経験も綴る

俳優アンソニー・ホプキンス(86)が回顧録を書いている。人生の記録作業を奇妙に感じる一方で、自身の記憶力の良さに感謝しているそうだ。

ピープル誌にアンソニーはこう明かす。「伝記を書いている。変な作業だ」「ある一つのことに自分が恵まれていると実感した。それは俳優の脳と言えるかもしれない。かなり記憶力がいいんだ。何年も正確な月日を覚えている」

一方で妻のステラ(67)が夫についてのドキュメンタリー映画を製作中。アンソニーは自身の全てを網羅する自由を妻に与えているという。結婚して20年となるステラは同作に向けて『羊たちの沈黙』でアンソニーが共演したジョディ・フォスターにもインタビューしたそうだ。

アンソニーは続けた。「(ドキュメンタリーの進行状況について)分からない。私は尋ねていないし。かなり詰め込んだ映画だ。いつ出るのかは知らないよ」

また、回顧録ではアルコール依存との闘いについても触れているという。「私は飲み過ぎて死にそうだった。ある日真の恐怖の瞬間を迎え、助けを求めた。48年前のことだ」

当時、頭の中の声に「君は生き始めることができる」と告げられたことから断酒に踏み込む決心がついたそうで、「私は単に運がいい。浮き沈みやうつ、絶望、怒り、その他に多様なこと全てを経験したが、ここ数年はこう思うんだ。『そうだ、私はまだここに生きている』って」とアンソニーは語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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