ナショナルズがギャロと1年500万ドルで合意 待望の「左の強打者」

オフシーズンに入ってから「左打ちの強打者」の補強を目指していたナショナルズがついに補強を実現させた。日本時間1月24日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ナショナルズはツインズからFAとなっていた長距離砲ジョーイ・ギャロと1年500万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。成績に応じて100万ドルの出来高が設けられているようだ。ギャロは一塁、外野の両翼、指名打者を兼任しながらレギュラー級の出場機会を得ることが予想されている。

現在30歳のギャロはレンジャーズ時代の2017~18年に2年連続で40本塁打以上を記録し、レンジャーズとヤンキースでプレーした2021年にも38本塁打を放ったスラッガー。「three true outcomes」と総称される本塁打・四球・三振が非常に多い選手としても知られており、2021年は38本塁打・111四球・213三振を記録した。決して打つだけの選手ではなく、2020~21年には右翼手として2年連続でゴールドグラブ賞を受賞している。

2022年に打率.160、19本塁打、OPS.637という大不振に陥ったギャロだったが、ツインズでプレーした昨季はやや持ち直し、111試合に出場して打率.177ながらも21本塁打、OPS.741を記録。しかし、3度の故障離脱があり、出場機会は直近3シーズンで最も少なかった。21本塁打中18本は右腕から放ったものであり、今季も左腕を相手に打席に立つ機会は少なくなることが予想される。

ナショナルズの布陣を見てみると、一塁にはジョーイ・メネセス、右翼にはレーン・トーマスがいるため、ギャロのメインポジションは左翼が有力。メネセスがスタメンを外れるときや指名打者に入るときに一塁を守ったり、トーマスが休む試合で右翼を守ったり、チーム状況に合わせて指名打者に入ったりするケースも出てくるだろう。前半戦に好成績を残せば、夏場のトレード・デッドラインで強豪チームへ移籍することも考えられる。

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