プロスペクト三塁手トップ10 レイズの新鋭カミネロが1位に選出

MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2024年版の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」の発表をスタートしており、右腕部門、左腕部門、捕手部門、一塁手部門、二塁手部門に続いて、日本時間1月24日にはプロスペクト三塁手トップ10が発表された。昨季マイナーA+級とAA級の合計で打率.324、31本塁打、94打点、OPS.975と大活躍し、9月下旬にメジャーデビューして初本塁打も放った20歳のジュニア・カミネロ(レイズ)が1位に選ばれた。

昨年のランキングのトップ5のうち、1位のガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)、2位のブレット・ベイティ(メッツ)、4位のジョシュ・ヤング(レンジャーズ)、5位のミゲル・バルガス(ドジャース)の4人がプロスペクトのステータスを卒業。3位だったカーティス・ミード(レイズ)は今年も8位でトップ10入りを果たしているが、トップ10の顔ぶれは昨季から大きく入れ替わった。

だからといって層が薄くなったわけではなく、1位のカミネロは昨季マイナーAA級のリーグMVPに選出された超有望株。2003年生まれの20歳だが、すでにメジャーデビューを果たし、初本塁打も記録している。カミネロ以外にも、2位のノエルビ・マルテ(レッズ)、3位のコルト・キース(タイガース)、4位のコビー・マヨ(オリオールズ)、5位のタイラー・ブラック(ブリュワーズ)、7位のマイケル・ブッシュ(カブス)、8位のミードは今季メジャーでプレーすることを予想されている(マルテ、ブッシュ、ミードはメジャーデビュー済み)。

ただし、将来的に三塁にとどまれる選手が何人いるかは微妙なところ。「MLBパイプライン」による各ツールのグレードでは、フィールディングで「50」(=平均)を超える評価を得ている選手は1人もおらず、特に4位のマヨと7位のブッシュは将来的な一塁転向が有力視されている。各選手にとって、打撃面でいかにバリューを発揮できるかが大きなポイントとなりそうだ。

「MLBパイプライン」が発表したプロスペクト三塁手トップ10は以下の通り。

1 ジュニア・カミネロ(レイズ)
2 ノエルビ・マルテ(レッズ)
3 コルト・キース(タイガース)
4 コビー・マヨ(オリオールズ)
5 タイラー・ブラック(ブリュワーズ)
6 ブレイディ・ハウス(ナショナルズ)
7 マイケル・ブッシュ(カブス)
8 カーティス・ミード(レイズ)
9 エイダン・ミラー(フィリーズ)
10 ヨハンディ・モラレス(ナショナルズ)

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