ストーブ抱え「あったか~」 沖縄・国頭村奥で8.8度 今冬一番の冷え込み

電気ストーブに身を寄せて暖を取るコモンリスザル=23日、名護市・ネオパークオキナワ(小宮健撮影)

 沖縄地方は23日、大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で冷え込み、25観測地点のうち11地点で今季最低気温を記録した。

 最も気温が低かったのは国頭村奥で、午前5時25分に8.8度を観測。那覇市の日中の気温も14.9度までしか上がらなかった。

 名護市のネオパークオキナワでは、コモンリスザルが電気ストーブに集まって暖を取る姿が見られた。飼育員の弓野真希さんは「南米の生き物なので寒さが苦手。気持ち良さそうに暖まっている」と話した。

 この日は気圧の傾きが大きい影響で、北の強い風が吹き、那覇空港では午前8時38分に最大瞬間風速20.3メートルを観測した。沖縄本島地方や先島諸島では強風注意報が発令された。

 24日朝まで北の風が強く吹く見込みで、沖縄本島地方で最大瞬間風速25メートル、先島諸島で同30メートルが予想される。

 沖縄気象台によると、24日はさらに冷え込む。予報では沖縄本島地方で最高気温14度、最低気温11度となっている。(社会部・垣花きらら)

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