わくわく、笑顔届けたい…女子ゴルフ・岩井姉妹に川島町「町民栄誉章」 パリ五輪目指す2人に勢い

町民栄誉章を手にする岩井明愛さん(左から2人目)と千怜さん(同4人目)。中央は飯島和夫町長、両端は両親の岩井雄士さんと恵美子さん=22日、埼玉県川島町役場

 埼玉県川島町出身の女子プロゴルファーの岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)の双子姉妹(ともに埼玉栄高、武蔵丘短大出、21歳)に22日、同町から「町民栄誉章」が授与された。町民栄誉章はソフトボールの元日本代表監督で、シドニー五輪銀メダルなどに貢献した宇津木妙子さん以来となる。

 岩井姉妹はプロ3年目。昨年4月には明愛さんがKKT杯バンテリン・レディースでツアー初優勝した。5月にはRKBX三井松島レディースで、初の姉妹プレーオフ対決が実現。千怜さんが制し、明愛さんが2位になった。6月には千怜さんが優勝(プロ通算4勝目)、9月には明愛さんが2週連続完全優勝(同3勝目)を果たした。町役場で飯島和夫町長から岩井姉妹に「町民栄誉章」が授与された。

 飯島町長は「(2人の活躍で)町全体が喜び、明るい雰囲気になり、若い人たちの希望、励みにもなっている。今年はパリ五輪もあり、国内でも海外のツアーでも(体調に気を付け)もっともっと活躍してください」と激励した。

 岩井姉妹は「(町民栄誉章は)うれしいです。1年間、頑張って良かった」と笑みを浮かべた。今シーズン、明愛さんは「日本・海外ツアーで5勝」、千怜さんは「日本ツアーの優勝と海外ツアーのトップ5」を目指す。2人は「わくわくする楽しいプレーで(世界中の人に)笑顔を届けたい」と話した。また、パリ五輪の女子ゴルフの強化選手にもなっており、2人は父雄士さん(51)と共に「(日本代表を目指し)頑張りたい」と力を込めた。

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