「笑いで健康」条例めざす 県議会自民会派、2月定例会に提案予定

山形県議会(資料写真)

 県議会自民党会派が「県笑いで健康づくり推進条例」(仮称)の制定を目指していることが23日、関係者への取材で分かった。笑いによって明るく健康的な生活を実現することが目的で、県議会2月定例会に議員発議で提案予定。同様の条例は他になく制定されれば全国初となる。

 関係者によると、笑いは健康に好影響があるとされることから、会派有志が検討を重ねてきた。条例の素案には「県民笑いの日」や「県民笑いの推進週間」の設定や、笑いによる健康づくりに関する県、事業者、県民それぞれの役割も盛り込まれるもようだ。

 全国では北海道が健康寿命の延伸の取り組みの一つとして、笑いの効果に着目し、2016年に8月8日を「道民笑いの日」に制定。笑いによる健康づくりをテーマに講演会や普及啓発活動を行っている。

 県議会自民党会派は近く条例の素案を公表し、県民から広く意見を募る。

© 株式会社山形新聞社