「白子、大きくてびっくり」 鶴岡で食育の授業「お魚教室」

タラが解体される様子を見学した園児たち=鶴岡市・松原保育園

 庄内浜文化伝道師マイスターによる食育の授業「お魚教室」が23日、鶴岡市の松原保育園(斎藤功園長)で開かれ、園児たちの目の前で、旬の寒ダラが豪快にさばかれた。

 園児約130人が参加。講師を務めたマイスターの佐藤剛さん(71)が同市由良漁港で水揚げされた雄のタラをさばいた。内臓を取り出して、部位ごとに紹介し「これが白子。とてもおいしいんだよ」と佐藤さん。初めて見る子どもも多く「すごい」「触ってみたい」と声が上がった。

 年中の畑山陽花ちゃん(5)は「白子は大きくてびっくりした」と話した。さばいた後は佐藤さんが寒ダラ汁に調理。子どもたちは、地元に伝わる冬の味覚を余すところなく味わった。

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