庄内―羽田便、5便化を継続 全日空、夏ダイヤの一部期間

庄内空港(資料写真)

 全日本空輸(ANA)は23日、庄内空港発着の羽田便の夏ダイヤ(3月31日~10月26日)を発表した。現行の1日5便(往復)は維持されるものの、使用する機材で大規模なエンジン点検をする影響などにより、運航日はこれまでより49日減り、提供座席計画数は前年計画比92%の28万7364席となる。

 昨年3月から1便、期間増便し、昨年10月以降も延長してきた。新ダイヤでも継続される。全日空庄内支店によると、増便分は羽田発午後1時10分(庄内着同2時10分)の1071便と、庄内発午後2時55分(羽田着同4時)の1072便。期間は3月31日と4月1日、4月26日~5月6日、10月1~26日。座席数が146人、166人、194人、270人の機材を需要に応じて使い分ける。

 県によると、昨年の増便期間中の搭乗率は5月が71.1%、10月は66.1%となるなど堅調に推移している。同支店は、庄内空港利用振興協議会(会長・矢口明子酒田市長)が取り組む利用者拡大振興策の効果も高かったとしている。

 同協議会の矢口会長は「国内外との交流拡大、地域経済への波及に期待しており、利用促進キャンペーンなどの活動を行う。通年5便化実現に向け地域と取り組んでいく」との談話を発表した。

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