闘病中のオジー・オズボーン、故郷で最後の公演計画「自分のファンにさよなら言いたい」

メタルの帝王の異名を持つミュージシャンのオジー・オズボーン(75)が、最後の2公演を計画している。オジーの妻シャロン・オズボーン(71)によると、夫はツアーから引退する意向だそうで、最後に自身のファンに向けた「さよならコンサート」を開催するつもりだという。

21日、ロンドンのフォーチュン劇場での自身の公演でシャロンはこう話す。「彼はもうツアーをやらない。けど後2回さよならコンサートを計画している。『自分のファンにさよならを言ったことがないから言いたい』って」「声は今も完璧よ。オフの時は今も歌のレッスンをしている。彼の音楽が嫌いな人でも、オジーを好きにならずにはいられないわ」

パーキンソン病や脊髄の問題などを理由にここ数カ月間パフォーマンスができない状態にあるオジー、英バーミンガムのアストンにあるプレミアリーグのサッカークラブ、アストン・ヴィラのホームグラウンド、ヴィラ・パークで最後の2公演を計画中だそうで、「オジーの生まれ故郷、アストン・ヴィラでやる予定よ」とシャロンは続けた。

一方オジー本人は昨年12月、ローリングストーン誌にこう話していた。「1日1日をあるがままに受け入れている。もしパフォーマンスがまたできるならやるだろう」「けど自分の人生における最高の関係とはお別れという感じだ。自分の病気が始まった時、ツアーを止めた時、俺は自分に、医者に、世界に本当にむかついていた」「しかし時が経つにつれ、『ああ、俺はこの事実をただ受け入れよう』ってなったんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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