台湾の台中市立烏日国民中学の生徒と教員が、教育旅行として23日から3泊4日の日程で酒田市を訪れている。23日は同市の相馬樓(そうまろう)で浴衣の着付けを体験し、日本文化に触れた。
日本の中学1~3年に当たる生徒と教員計22人が来日した。ピンク色や藍色の浴衣がずらりと並び、それぞれ好みのものを選んで酒田舞娘(まいこ)たちに着付けてもらった。3年曹采晴さん(15)と2年曽定巧さん(14)は「帯が苦しかったけれど、選んだ柄がかわいかった」「学校での交流が楽しみ」とそれぞれ話していた。生徒たちは「酒田甚句」に合わせて盆踊りも踊った。
教育旅行は酒田DMO(荒井朋之理事長)が誘致した。一行は期間中、同市東部中の生徒と交流したり、古民家や雪山、温泉を巡ったりする。