24日朝にかけて、広島県内は北部や南部の内陸を中心に広く雪が積もりました。都市部と郊外を結ぶ交通機関に遅れなどの影響が出ました。
RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「午前5時すぎ、広島市安佐南区大塚に来ています。小雪が舞って路面は凍結しています。走行する車は慎重に運転しているようにうかがえます」
23日夜から24日朝にかけて、広島県内には日本海側から雪雲が次々と流れこみました。
近藤志保 気象予報士
「上り坂で、タイヤにチェーンを巻きつけているトラックドライバーがいます」
中国山地では大雪となり、芸北地域には一時、大雪警報が発表されたほか、北部や南部内陸の市街地でも広く雪が積もりました。広島市中区も1センチの積雪を観測しています。
通勤する人
「普段は車で出勤するが、ノーマルタイヤなのでこの坂道を上がれず歩いてきました」
広島市中心部へ向かうアストラムラインでは、駅の入り口に乗客の長い列が出来たところもありました。利用者が多く、アストラムライン自体も一時、徐行運転したため、祇園新橋北駅では、構内の混雑を避けようと乗客の入場制限をしたということです。
広島高速交通によりますと、24日朝は最大で24分の遅れが出ました。
また、JRも線路の確認を行ったため最大30分の遅れが出ました。
正午現在、北部の山地を中心に雪が降っていて、北広島町八幡では、積雪が50センチを超えています。このあとも断続的に雪雲が流れこみやすく雪が降りやすい見込みです。
