ブリュワーズが強打者獲得へ ホスキンスと2年契約で合意間近か

日本時間1月24日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ブリュワーズはフィリーズからFAとなっていた強打の一塁手、リース・ホスキンスとの2年3400万ドルの契約が成立目前となっているようだ。交渉は最終段階であることが報じられており、ホスキンスには1年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が与えられているという。左ひざの故障で昨季を全休したホスキンスだが、新天地で復活を遂げることができるか注目される。

現在30歳のホスキンスは2017年にメジャーデビューし、50試合で18本塁打を量産。翌2018年からはレギュラーに定着し、この年は自己最多の34本塁打、96打点をマークした。その後も毎年のように30本前後の本塁打を放ち、メジャー6年間で通算667試合に出場して打率.242、148本塁打、405打点、OPS.845を記録。しかし、FAを控えた重要なシーズンだった昨季は、オープン戦で左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、1年を棒に振った。これがFAにどんな影響を与えるか注目されたが、ブリュワーズと2年3400万ドルで合意目前となっているようだ。

ブリュワーズは2022年に35本塁打を放ったあと、昨季は打率.215、13本塁打、OPS.667と低迷した正一塁手のラウディ・テレズをノンテンダーFAとして放出。彼に代わる一塁手を探していた。指名打者として起用される可能性もあるが、ブリュワーズは1人の選手を指名打者に固定するよりも、複数の選手を併用する形を好むため、ホスキンスも基本的には一塁を守り、チーム状況に合わせて指名打者に入る形となりそうだ。

コービン・バーンズやウィリー・アダメスを放出してチーム再建に舵を切る可能性も取り沙汰されたブリュワーズだが、ホスキンスを獲得したということは、今季も引き続きコンテンドする方針だということだろう。もしホスキンスが復活して好成績を残した場合、ホスキンスはオプトアウトの権利を行使する可能性が高いが、フィリーズが今オフ、ホスキンスにクオリファイング・オファーを提示しなかったため、ブリュワーズはホスキンスに対してクオリファイング・オファーを出すことができる。

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