高校生が“職人”体験 「建設業に関心を」 千葉

高校生が“職人”体験 「建設業に関心を」 千葉・船橋市

 高校生に建設業界の魅力を知ってもらい若い人材の確保に繋げようと、千葉県船橋市で1月24日、建設工事の職人体験授業が開かれました。

 体験授業には、県立市川工業高校建築科の1年生30人が参加しました。

 この体験授業は、ゼネコン大手・清水建設などが、若い世代に建設業界の仕事に関心を持ってもらい、人材の確保につなげようと開催しました。

 生徒たちは、建設現場で働く「職人」から指導を受けながら、こてを使って壁にモルタルを塗り上げたり、建物の基礎となる鉄筋を針金で結束したりするなど、合わせて6種類の工事を実践的に学びました。

 民間の信用調査会社によりますと、千葉県内の建設業界では、7割を超える企業が正社員が「不足」と感じていて、トラック運転手などの時間外労働の規制が強化される「2024年問題」を目前に人手不足は大きな課題となっています。

参加した生徒は―
「身近に職人と触れ合えたり、体験ができたりして、自分たちも将来こういう仕事に就くんだなとか自分の未来が広がった気がしてすごく良かった」

「(建設業界は)まだまだ男性が多いと思うが、活躍している女性職人に教えてもらったり話したりして、楽しそうにやっているなというのが第一印象、(女性も)活躍できる場面も増えていくと思うので楽しくやっていけたらと思う」

清水建設 松﨑正人 グループ長
「いかに生徒たちに建設業に興味を持ってもらって楽しさを知ってもらう、ゆくゆくは建設業に入りたいと思っていただく道筋のスタートラインだと思う」

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