積雪60センチ超 住宅に無数のつらら “ー8℃” 表示も 中国山地の豪雪地帯 広島・北広島町八幡から気象予報士が報告(24日午後3時45分ころ)

中国山地では大雪となり、広島県の芸北地域には一時、大雪警報が発表されたほか、北部や南部内陸の市街地でも広く雪が積もりました。(24日午後3時45分ころ)

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
広島県内で最も多くの雪が降り積もっています北広島町の八幡からお伝えします。わたしたちはお昼過ぎに現場に到着したんですが、降り方としては強弱を繰り返しながら止む気配は全くありません。今、ちょうど細かい雪の粒が降ってきているんですけども、雪の粒が細かいぶん、軽いですので、風が強く吹いたときにはホワイトアウトになる瞬間も多々ありました。

このあたりは集会所やスーパーなどが集まっている場所になります。わたしの左手を見てみましても、新雪の吹きだまりができていまして、積雪は20~30センチ程度でした。住宅の屋根の方ですけども、こんもりとは雪が積もっているわけなんです。(午後3時 積雪62センチ)

今、歩いているのが歩道ですけれども、右隣りが車道になるんですが、その境界線というのが全くわからなくなってしまっています。

地元の方にお話を聞きますと、24日朝からまた雪の降り方が強まってきたみたいでして、朝の5時過ぎとお昼過ぎの少なくとも2回に分けて除雪車が入ったということなんです。タイヤチェーンを巻きながら走行していますから、本来であれば、わだちとかが見えるかと思うんですけれども、まだ雪が降り続いていますから、もう全くわかりません。

そして、みなさんに一番お伝えしたいことが、こちら屋根なんですけども、大きなつららがこれだけついているんです。すごくないですか、数が。この中継が始まる前にわたし、数えてみたんです。およそ40本ありました。正確には39本。

北広島町八幡といえば、この美しい雪景色っていうのがとても印象的なんですけども、週末はまた気温が上がりますから、屋根からの落雪には十分注意してほしいなと思います。

かなり雪の積もり方が多くなっています。きょうも “雪メーター” を持ってきました。遅くなりましたが、ちょっと測ってみたいと思います。だいたい、どれぐらいでしょうか、670ミリから700ミリ近く、積雪でいいますと70センチ近く。北広島町八幡では積雪が60センチ前後でしたから、わたしの腰のあたりまでは雪が積もっているといった状況です。

あちらの住宅は屋根の上に雪がまた積もっていて、張り出しているんです。窓を見てください。横殴りの風が吹かないと、ああいった形で雪がつくことはないと思います。

道路わきの温度計は、ー8℃を示していました。わたし、これまで何回も北広島町で取材しているんですけども、ー8℃になったことは1回もありませんでした。今回の雪、本当に凍てつくような寒さとなっています。

夕方もまた中継でお伝えしていきますけれども凍結もすごいですから、足元に気をつけながらお伝えできればなと思います。

青山高治 キャスター
ー8℃の北広島は今までと違いますか?

末川徹 気象予報士
全く違いますね。こうやってしゃべっているんですけども、外に立っていると、もう顔が凍ってしまうような、すでに鼻の中とかも凍ってしまっている状況なんですけども、またちょっと吹き方がすごくて、地元のみなさんにお話を聞きますと、今回は寒すぎて、もうこれ以上、雪が積もることはないんじゃないかなというお話をされていたんですが、冷え込みも強くなりますので、寒さ対策はみなさん、慣れているでしょうけど、お願いしたいところではあると思います。

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