御殿場での日欧共催競技にエルスら参戦 堀川未来夢「日本人が優勝できるように」

今年は日本人選手の活躍に期待がかかる(撮影/谷口愛純)

4月25日に開幕する国内男子と欧州ツアー(DPワールドツアー)の共催競技「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」の発表会見が24日(水)、開催コースの静岡県・太平洋クラブ御殿場コースで行われた。

欧州ツアーのチャンピオンシップ・ディレクターのダレル・オホーラ氏、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長、一般社団法人「国際スポーツ振興協会」(ISPS)の半田晴久会長、ISPSアンバサダーを務める堀川未来夢らが出席。開催概要の発表のほか、大会への思いなどが話された。

PGM石岡GC(茨城)で行われた前年大会はルーカス・ハーバート(オーストラリア)が優勝。第3回となる今年は、太平洋クラブ御殿場コースに舞台を変える。日本人選手にとっては、国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の会場として馴染みのあるコース。ツアー4勝の堀川は「今年は日本人選手が優勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。

前年は、トップ10に入った11人のうち日本人は岩田寛(4位)1人だけ。堀川は45位で終え、欧州ツアー選手の強さを痛感した。「こういったトーナメントが年1回あることで、自分たちのレベルを確かめることができる。1年間でどれくらい成長したかを試す場にもなる」とリベンジを誓った。

欧州ツアーからは、昨年に引き続きメジャー4勝のアーニー・エルス(南アフリカ)、ISPSアンバサダーのラファ・カブレラベロー(スペイン)、欧州3勝のクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)の出場が発表された。オホーラ氏は、「去年出場したDPの選手やキャディはとても日本を楽しんでいた。また戻って来られてうれしい」とコメント。富士山が望める今年のコースについても言及し、「DPでは開催国のシンボルが見えるコースが少ないので、素晴らしい大会になると思う」と話した。

フィールドは前年の144人から156人に増員し、欧州ツアー有資格者上位100人、JGTO有資格者上位48人、推薦8人で構成。賞金総額は200万ドル(約2億9600万円)と、日本ツアーの賞金ランキング加算大会としては今季最高となる見込みだ。

ISPSと欧州ツアーとの3年の契約期間は今年で満期を迎える。半田会長は現時点で「これからどうするかは、終わってから考えたい」と話すにとどめた。(編集部・谷口愛純)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン