災害復旧で活用「応急組立橋」を公開 歩道やガードレールも 災害時には物資輸送路や地域交通を支える役割担う

被災地の復旧に活用される中国技術事務所が持つ、組み立て式の橋がこのほど、公開されました。

中国地方整備局・中国技術事務所が保有するのは「応急組立橋」です。通常は、分解して保管されていますが、点検に合わせ、大型のクレーンを使って、組み立てられました。

橋の長さは、最大40㍍。車道だけでなく、歩道やガードレールも設置されています。

23年8月、台風7号の影響で、岡山県鏡野町の橋が被災。これに替わり、応急組立橋が活用され、救援物資などを運ぶ輸送路や、地域交通を支える道路としての役割を担いました。

中国技術事務所 和田慎司さん
「安全・確実・より迅速に、輸送路の確保と孤立集落の解消など、使命感を持って取り組んでいる」

全国の地方整備局には、40の「応急組立橋」が、配備されています。今後、自治体から要請があれば、災害復旧に、速やかに活用されるということです。

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