屋根の雪に切れ目 落雪に注意 積雪63センチ 中国山地の豪雪地帯 広島・北広島町八幡から気象予報士が報告(24日午後4時50分ころ)

中国山地の豪雪地帯、広島・北広島町八幡からRCCウェザーセンターの 末川徹 気象予報士が、現在の様子をリポートします。(24日午後4時50分ころ)

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
広島・北広島町の八幡からお伝えします。さきほど、ほんの数分だけ雲の切れ間ができまして、そこから日差しが届く瞬間があったんですが、また再び分厚い雪雲に覆われています。

雪の降り方ですけれども、さきほどと比べて特段強くなったという感じではないんですけれども、細かい雪の粒が絶え間なく降り続いています。風も強いですので、本当に体感としては寒いです

わたしが今いる場所はスーパーなどの駐車場になるんですけれども、人の出入りや車がよく入りますのであまり雪の量は多くないんですけれども、こちら側は住宅地のいわゆる歩道となっています。きれいな新雪が広がって、まだ誰も足を踏み入れてないと思います。ちょっと雪の感触を確かめてみます。新雪ですのでふかふかとしていて、パウダースノーとなっているんです。

雪の深さでいいますと、だいたいくるぶしからすねのあたりまで10センチから20センチ程度の雪が降り積もっているといった状況です。

あちらの住宅、屋根に注目してください。屋根にこの雪の切れ目ができているのわかりますでしょうか? このあと、屋根からの落雪があるかもしれません。実際にこちらの住宅に住んでいる方にお話を聞いたんですが、けさ、玄関を開けたら多くの雪が降り積もっていまして、玄関先だけ除雪したんだけれども、また、20~30センチ、一気に降り積もってしまったということで、雪かきはあす25日以降にするということをお話されていました。

そして、こちらの車ですけれども、ナンバープレートは雪に埋もれて見えません。わたしたちもきょうは車を使って来たんですけども、どうしてもワイパーが何回も凍ってしまうんです。

寒さのピークは過ぎそうなんですけども、ただ雪への備えというか、雪への対策っていうのはしばらく続きそうです。

青山高治 キャスター
暗くなってきたので、このあとも気をつけて取材にあたってください。屋根の上の雪の切れ目ははっきり確認できました。

コメンテーター 平尾順平 さん(ひろしまジン大学 代表理事)
そうですね。下にいても危ないですし、あした25日以降、雪下ろしの作業もしっかり気をつけていただきたいなと思います。

青山高治 キャスター
一方で路面ではここが駐車場だって言われないとわからないぐらい、雪で道と駐車場の切れ目がわからなかったですもんね。

中根夕希キャスター
ちょっと風が吹いただけでその雪が舞っている様子も見られたので、けっこうホワイトアウトなども気をつけなければならないですね。このあとは帰宅ラッシュの時間帯を迎えますから。

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