停電により23日から一部区間で運転を見合わせていた北陸新幹線は、始発から平常運転に戻りました。
県内でもホテルのキャンセルが相次ぐなど、影響が出ました。
■坂口沙羅記者
「全区間で運転が再開し、JR長野駅は混乱は見られない。きのう新幹線に乗るはずだった人へのチケットの払い戻しなど対応をしています」
■金沢から東京へ
「仕事で金沢にいたんだけど(きのうは)帰れなくてここ(長野市)に泊まった」「今から会社に行く」
■仕事で東京へ
「(きのうは)軽井沢で止まって仕事をキャンセルして帰ってきた。きょうは始発から動いていると聞いたので安心して出てきた。」
23日、上野-大宮間で停まってしまった新幹線。
■坂内徹カメラマン
「スーツを着た会社員のような方がかばんを持って降りてきています。後ろ向きに降りてきます」
大きく垂れ下がった架線。これが停電の原因となりました。北陸新幹線は一時長野‐東京間で運転を見合わせ、高崎‐東京間は終日見合わせました。新幹線に乗る予定だった人は、突然、変更を強いられる形に。
■東京から
「予定しているの(新幹線)に乗れなかったので、切り替えて新宿から松本経由で長野に」
「新幹線が1時間半なので倍以上、4時間以上かかっていると思う」
影響はこんなところにも…。
■タクシー運転手
「(いつもは)電車が到着して結構タクシーがはけるんだけど、きょうはあんあまりはけなくて」
■ホテルコートランド 高橋雅邦フロントマネージャー
「夕方からきょう来る予定だった人が(予約を)取り消したり、逆に長野駅で足止めされた人が当日予約で滞在するということで」
長野駅近くにあるこちらのホテルは、23日夜のキャンセルがおよそ20組。それに対し急遽入った当日予約も同じくらいあったと言います。
復旧作業は夜通し進められ午前4時半すぎに完了。北陸新幹線は全線で運転を再開しています。
JR東日本によりますと上下61本が全区間・一部区間で運休し、およそ3万5000人に影響があったということです。