大阪万博の経済効果2.7兆円に アジア太平洋研が試算

 関西経済界でつくる民間シンクタンクのアジア太平洋研究所(大阪市)は24日、2025年大阪・関西万博の経済効果が2兆7457億円に上るとの試算を公表した。万博の会場整備費や運営費が上振れした最新のデータに基づき、計算した。

 整備費や運営費、大阪府・市のイベント開催費用などをまとめた万博関連事業費を7275億円、国内外の来場者の交通費や宿泊費、買い物代などの消費支出を8913億円と見込んだ。関西以外からの来場者は関西で1泊し、訪日客は3泊4日と想定した。

 人件費などの増加分を合わせた生産誘発額は、万博関連事業費では1兆4102億円、消費支出では1兆3355億円になると推計した。

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