ザ・リバティーンズ（The Libertines）が2024年3月8日にリリースする9年ぶりのニュー・アルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』から、新曲「Shiver」をオフィシャル・ビデオと共に公開した。以下よりご覧いただける。
＜YouTube: The Libertines - Shiver (Official Video)＞
バンドの共同フロントマンであるピート・ドハーティとカール・バラットが共作した「Shiver」について、カールはこう明かしている。
「ピーターが新曲を作っていて、俺も別の新曲を作っていたから、それらを組み合わせて共作したんだ」
ピートもこう付け加えている。
「どっちが何を担当したのかっていうのを明確にするのは難しいと思う。なぜなら、俺たちはこの曲の制作期間中ずっと一緒にいたから。実際この曲を“The Last Dream Of Every Dying Soldier”と呼ぶべきだったかもしれないけど、みんなが“Shiver”というタイトルを気に入ったんだ」
イングマール・ベルイマンの名作映画を彷彿とさせるパーリー・キングの海辺での葬儀をシャープなモノクロで描いた「Shiver」のビデオには、ニュー・アルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』のジャケット写真に登場する複数の人物と共に、漆黒の喪服を身にまとったザ・リバティーンズのメンバーも登場する。
アレックス・ブラウン（ラ・ルー、ジェイムス・ブレイク作品で知られる）が監督を務め、英クリフトンビルのマーゲイト、そしてザ・リバティーンズが所有・監修するマーゲイトのホテル“ザ・アルビオン・ルームズ”で撮影が行われた同ビデオは、ファースト・シングル「Run, Run, Run」と「Night Of The Hunter」に続く、マーゲートをテーマにしたビデオ・シリーズの第三弾となる。
また、バンドが今月末にBBCのメイダ・ベール・スタジオで行うライヴ・セッションの模様が、BBC Radio 2の“Piano Room”で2月にオンエアされる予定だ。
ザ・リバティーンズの前作『Anthems For Doomed Youth』（2015年）に続く通算4作目のスタジオ・アルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』は、通常盤CD、デラックス盤CD、12インチの限定盤カラーヴァイナルに加え、2本組デラックス・カセット、デジタル版で3月8日に英EMIレコードからリリースされる。
グラミー賞ノミネーション歴を誇るディミトリ・ティコヴォイ（ザ・ホラーズ、シャーリXCX、ベッキー・ヒル）プロデュースのもと、昨年2月から3月にかけての4週間に亘ってマーゲートのザ・アルビオン・ルームズでレコーディングが行われたこのニュー・アルバムは、その後7日間かけてノルマンディーのLa Ferme de Gesteinスタジオで仕上げられ、ダン・グレック・マルゲラ（ラナ・デル・レイ、リアム・ギャラガー、ポール・マッカートニー）がプロダクションとミキシングを担当した。
昨年12月、地元マーゲートのリードーでの2夜にわたるスペシャル公演を大熱狂のうちに終えたザ・リバティーンズは、今後数ヶ月間にわたり以下の日程でクラブ・ツアーを行う予定だが、これら公演はチケット販売開始後、わずか数分で完売している。
ザ・リバティーンズの最新クラブ・ツアー日程は以下の通り：
1月23日：ストックトン、Arc
1月24日：リバプール、Cavern Club
1月25日：ミルトン・キーンズ、MK11
1月27日：カーディフ、Club for Bach
1月28日：ダービー、Hairy Dog
1月29日：リンカーン、Hairy Dog
2月11日：ファルマス、Pavilions
2月12日：サウサンプトン、Engine Room
2月14日：ストーク、Underground
2月15日：リーズ、The Wardrobe
2月16日：グラスゴー、Oran Mor
Written By Tim Peacock
