「鬼滅の刃」躍動感ある構図堪能 岡山で原画展、2月18日まで 

躍動感のある構図で描かれた原画を楽しむファンら=岡山県立美術館(©吾峠呼世晴/集英社)

 コミックス累計発行部数1億5千万部超の大ヒット漫画の世界観を追体験できる「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)原画展」は会期中盤。会場の岡山県立美術館(岡山市北区天神町)には24日もファンらが訪れ、躍動感ある構図で描かれた原画を堪能していた。

 会場には初公開のイラストを含む原画386枚や登場人物の等身大フィギュアが並び、母親らを鬼に殺された少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が妹を救うために仲間と共に鬼と闘う全23巻の物語を再現。入場者はお気に入りのキャラクターが活躍する戦闘シーンに見入ったり、終盤のクライマックスでは気持ちが高ぶり涙を浮かべたりしていた。

 会社員の男性(36)=倉敷市=は「全ての絵が丁寧。改めて作者が作品に命を吹き込んでいるのだと分かった」と話した。

 会期は2月18日まで。月曜休館(同12日開館、13日休館)。県立美術館、OHK岡山放送主催、山陽新聞社共催。

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