「文化財防火デー」前に 慈光院で消防訓練 あの人も参加!

1月26日の「文化財防火デー」を前に、大和郡山市の慈光院で消防訓練が行われ、仏教マニアで知られるあの人も参加しました。

これは、26日の文化財防火デーを前に、防災意識を高めてもらおうと県広域消防組合が開いたものです。

24日は、慈光院の尾関紹勲住職が「一日文化財防災官」に、そして桜井市出身で仏教に造詣が深いことでも知られる笑い飯の哲夫さんが「特別文化財防災監」にそれぞれ委嘱されました。

慈光院は、江戸時代の茶人・片桐石州が建立したと伝わる寺院で、茶室や書院は国の重要文化財に指定されています。このあと境内では尾関住職と哲夫さんが見守る中、放水訓練が行われました。

昔ながらの茅葺き屋根が残る慈光院では、電気や水道が途絶えても使用できる消火栓や放水銃を備えていますが、尾関住職は、まず火事を起こさないことですと日ごろの備えの大切さを強調しました。

「一日文化財防災官」 慈光院 尾関紹勲 住職

「茅葺きの建物は火が出ますとあっという間に燃えきってしまいますので、気を引き締めて(防火・防災の)任にあたらなければと痛切に感じました」

「特別文化財防災監」 笑い飯 哲夫さん

「普段からの心がけですね。それから想像ですよね。(火災を)想定するということですよね。(慈光院の)防災・防火の意識の高さに感動しました」

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