来年度の教員採用試験 大学3年も受験可能に

県教育委員会は来年度の教員採用試験で、一部の受験資格を見直し、大学3年生も受験できるよう緩和すると発表しました。

教員のなり手不足が全国的に深刻化する中、県教育委員会は、教員採用試験で、これまでは大学4年生になるまで受験できなかったのを2024年度からは一部、大学3年生での受験を可能にすると発表しました。

大学3年生が受験できるのは小学校と特別支援学校で、1次の筆記試験などや2次の面接試験に合格した場合は、大学4年生では最終面接のみで合否が判定されるとしています。県教育委員会によりますと教員採用試験の受験資格を大学3年生まで引き下げる動きは全国的に広まっていますが、3年生の間に2次試験まで実施する例は近畿では初めてということです。

県教育委員会では、「これまでは民間企業に比べ内定の時期が遅いことを理由に教員志望をあきらめていた学生をひきとめたい」と話しています。

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