奥日光の庵(いおり)滝を訪れ、厳寒の自然美を堪能する栃木県日光自然博物館のトレッキングツアーが24日、行われた。
庵滝は小田代原の北西に位置する外山沢の源流域にあり、落差約20メートル。24日朝の奥日光は氷点下8.8度と冷え込んで雪が降る中、同博物館の自然ガイド山崎響子(やまざききょうこ)さん(32)と参加者1人が、赤沼駐車場から約6キロ先の滝を目指した。
弓張(ゆみはり)峠を経由して庵滝に到着すると、滝のしぶきと周辺の湧水が結氷した巨大な氷柱群が現れた。参加した宇都宮市さつき2丁目、諏訪久男(すわひさお)さん(67)は「見事。色のない冬景色の中、アイスブルーがなんとも言えず美しい」と感動した様子で“氷のカーテン”に見入った。
ツアーは週末を中心に2月12日まで随時行われる。