「くふうハヤテベンチャーズ静岡」ユニフォームお披露目 “勝色”のピンストライプで勝つ!

プロ野球2軍に参入する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」のユニホームがお披露目されました。ホームは、日本古来から武将に好まれたという“勝色”のピンストライプです。

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静岡市内のホテルで新入団会見に臨んだ「くふうハヤテ」。この場でユニホームが初めて公開されました。キャップにはハヤテの「H」が記されていますが、左端に控えめな大きさで、ホーム用のユニホームは白地にピンストライプです。

特筆すべきはピンストライプ、紺よりもさらに濃い藍色です。「勝色(かついろ)」と呼ぶそうです。

<杉原行洋代表>
「新しいコンセプトを打ち出せないかと和の心を大切にして探し当てたのが勝色。戦国武将が好んで使った色だという言い伝えも耳にしています」

ユニホームメーカーも静岡にこだわりました。製作したのは浜松市のユニホームメーカー「レワード」です。

半世紀前に創業し、全国の高校野球チームの約3割のユニフォームを手掛けるアマチュア野球の世界では知られた存在ですが、プロ野球チームのユニホームを担当するのは今回が初めてでした。

<レワード 伊藤寿弘社長>
「ユニフォームの用件を持ってお越しいただいたのが2023年10月26日。間に合わせることができるのかなと喜びよりも不安が先に立って、ミーティングしたところ、全員ですね、ぜひやらせてもらいましょうと」

2年前から開発していた輝きと高級感のある白いポリエステル生地を採用すると決め、急ピッチで準備を開始。「ブライトフォースストライプ」と名付けられたこの生地は、無地のように見えますが、実は白い縦じまが入っていて、ブライト感=輝きを増しています。

さらに、ハヤテのロゴの縁には刺繍を施し、立体感を出すこだわりも。刺繍の縁があることで、泥が付いても落ちやすく、試合が終わるまでロゴがきれいに見えるそうです。

また、24日は初めてほぼ全ての選手が顔を揃えました。常葉菊川高校でセンバツ優勝を経験した元DeNAの田中健二朗投手はー

<田中健二朗投手>
「新球団のスタートに携わることができて大変光栄に思います。野球ではかっこよく躍動してプレーしていきたいと思います」

新たに3人の外国人選手の入団も発表され、36人で初めてのシーズンに臨むことになりました。

「くふうハヤテ」はあす午前10時から「ちゅ~るスタジアム清水」でキャンプをスタート。いよいよ静岡県でプロ野球チームが始動します。

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