宿泊施設向けの予約エンジンなどを提供するトリプラ（tripla、東京都中央区）は24日、シンガポールの同業エンデュランス・テクノロジー・ソリューションを買収すると発表した。買収額は40万2,000米ドル（約５億9,000万円）だ。
エンデュランス・テクノロジーは2017年設立。シンガポールのほか、タイ、インドネシア、ベトナムなどの東南アジアやエジプトの宿泊施設向けに予約エンジン「ペリカン・ホテル・ソリューション」を開発・販売している。
トリプラはエンデュランス・テクノロジーの全株式を取得し、完全子会社とする。24年５月末までの取引完了を見込む。今後は同社の顧客にトリプラの予約エンジン「トリプラ・ブック」を提供するなどで相乗効果を見込む。
トリプラは22年11月に東証グロース市場へ上場して以降、インドネシアで宿泊施設向け管理システムを手がけるシンガポールのブックアンドリンクや台湾の同業シュアーハイの子会社化を発表。今回の買収で３社目の子会社化となり、グループ全体のサービス導入施設数は7,038施設となる見込みだ。
