サウジ、酒販売限定解禁へ 非ムスリム外交官用と報道

サウジアラビアの首都リヤド=2023年4月(共同)

 【カイロ共同】ロイター通信は24日、酒類の売買や飲酒を禁じているサウジアラビア政府が、イスラム教徒でない外交官が利用できる酒の販売店を準備していると報じた。サウジはイスラム教の戒律が極めて厳格だが、近年は改革・開放政策を大きく進めている。

 店舗は首都リヤドの各国大使館が集まる地区に数週間以内に開設される見通し。客はサウジ外務省から許可を得て、月当たりの購入量を守る必要がある。外交官以外の非ムスリムの外国人駐在員らが利用できるかどうかは不明という。

 サウジは石油依存からの脱却と産業の多角化を目指して社会経済改革を進め、観光やエンターテインメント産業にも力を入れている。

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