中東の危険拡大「回避を」 トルコ、イラン首脳会談

 【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は24日、首都アンカラでイランのライシ大統領と会談した。パレスチナ自治区ガザ情勢に関し、中東の危険をさらに拡大するような行為を「回避する重要性」を確認した。会談後の共同記者会見で明らかにした。

 トルコは親パレスチナの立場で、イランはイスラエルと敵対関係にある。エルドアン氏は「イスラエルの非人道的なガザ攻撃をやめさせなければならない」と強調した。ライシ師は、ガザ攻撃は「イスラエルの犯罪であり、欧米諸国に支援されている」と非難した。

 トルコ大統領府によると、両国は送電、鉄道、エネルギーといった分野で10の合意・覚書に署名した。

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