23年の旅客数、前年比600%増

香港空港管理局(AAHK)は1月22日、香港国際空港の2023年12月と23年通年の利用統計を発表した。12月の旅客数は前年同月に比べると約2・7倍に増え、約430万人に達した。旅客全体が増加して、中でも東南アジア、中国本土、台湾を往来する旅客が目立った。クリスマス休暇期間の旅客数ははコロナ前の水準の8割まで回復したという。離着陸数は約3万便で、前年同月に比べ89%増加し、コロナ前の水準の8割を超えた。12月の航空貨物取扱量は前年同月比19・3%増の41万8000トン。うち、輸出は同33・4%増加した。貨物量全体では増加が目立ったのは欧州、北米、中東を往来する貨物だった。一方、23年通年の旅客数は前年に比べ600%増の4000万人、離着陸数は前年の約2倍の27万6000便、航空貨物取扱量は同3・2%増の430万トンだった。AAHKでは旅客数は今年の年末には完全にコロナ前の水準まで回復するだろうと予測している。

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