元日本テレビのアナウンサー、兵庫・姫路市の局長級新ポスト起用へ 子育て支援など担う「総合教育監」

加藤聡氏

 兵庫県姫路市が、大学や専門学校などの教育振興や子育て支援、生涯学習などの施策をまとめる新ポスト「総合教育監」に、元日本テレビアナウンサーの加藤聡氏(39)を起用する方針を固めたことが24日、関係者への取材で分かった。市が局長級に民間人材を配置するのは異例という。

 総合教育監は、政策局の高等教育▽市民局の生涯現役▽こども未来局の少子化対策や子育て支援-に関する分野を統括する。

 関係者などによると、加藤氏は東京都出身で、東大法学部卒業後に日本テレビに入局。アナウンサーやディレクター、記者などを務めた。NPO法人「カタリバ」で勤務した経験があるほか、姫路女学院中学・高校(姫路市)でメディアリテラシー(正しい情報を読み取る力)の授業を担当するなど社会教育活動にも取り組んでいる。(井上 駿)

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