カズレーザー 現代人は基礎体温が低すぎる…?危険な低体温を解消する正しい“入浴法”を学ぶ

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が23日に放送された。今回は『生活習慣改善』をテーマに、『お風呂で身を守る!HSP70で免疫力を上げる入浴法』という講義で、専門家が免疫力アップに効果を発揮する入浴方法やタンパク質について解説を行った。

専門家は、現代の日本人は基礎体温が50年前のデータと比べて低下しており、低体温の人は体が疲れやすいと注意を促した。そもそも私たちの体の中では、代謝と呼ばれる化学反応が起こっているが、この代謝を行っている酵素にとっての最適温度は37℃のため、低体温だと代謝の活動がよくないということだそう。運動不足や生活習慣の変化による筋力低下により、人体の体温が上がりにくくなっているという。

この基礎体温は熱を使えば上げることができるそうで、専門家は運動や入浴によって脳の中央にある視床下部という部位に存在する体温調整中枢に体温の上昇を知らせることで基礎体温も上がるとした。

さらに効率よく基礎体温を上げるためのHSP70入浴法の紹介をした。入浴すると体が温まるだけでなく『ヒートショックプロテイン70』(通称:HSP70)というタンパク質が増えてくるそうで、傷ついたタンパク質を修復する効果があるのだとか。HSP70を増やすためには、入浴前の体温より大体1.5℃上げるのを目安に、42℃なら入浴10分、41℃なら15分、40度℃なら20分かけると効果的に増やせるという。さらに入浴後は、部屋の温度を約23〜25度℃にし、暖かい衣類を身につけて保温することで、全身の細胞が熱ストレスを感じ防御反応としてHSP70を作り始めるそうだ。なお、このHSP70などを含む細胞は43度℃以上で死滅しやすくなるため、注意が必要だという。専門家は、体の深部体温を上げるためにも42℃以下での入浴を推奨した。また、HSP70は入浴だけでなく、運動での熱ストレスでも作ることが可能で、お風呂が苦手な方でも自分のライフスタイルに合わせた形でHSP70を作ることを解説した。

講義を受けて、カズレーザーは「生活習慣って本当に影響大きいんだって改めて思いました」と総括。さらに「どうだろ、今年1年で改善できるかどうか…。まあでも500歳くらいまで生きるつもりでいるから改善しなきゃいけないんだろうなと思いました」と冗談を交えつつ、番組を締めくくった。

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