あなたの化粧水の付け方は正しいですか? 凄腕エステティシャンが最適解を伝授

お肌に悩む女性だけでなく、今や「美容男子」と呼ばれ、男性も当たり前のように使用するようになってきている化粧水。ただ、画面の前のあなたは正しい付け方をしているだろうか。20歳以上60歳未満の女性1000人に対し、株式会社R’VIVOのエステティシャン・岩崎るみ氏がアンケートを行った。

数ある化粧水のパッケージにある使い方を見ると、「手のひらやコットンに適量の化粧水を取り~」と記載されているものが多い。そこで「どのように普段化粧水をつけているのか?」という質問を投げかけてみた。結果は「手のひらに出して、顔をぬらす」(24%)、「手のひらで温めてから肌を包み込むようにプレス」(23%)が多く、手のひらに出して付けている女性が6割弱と大多数になった。パッケージ通りコットンで付けている女性は2割弱(17%)にとどまった。また最近ではオールインワンの基礎化粧品も多いためか、「化粧水は使わない」女性も2割ほどいるという結果になった。

コットン派の人はなぜ使うのかという質問をすると、最も多かった理由は「手で付けると、手がベタベタする」(38.4%)という結果。以下は「ムラなく均一に塗布できる」(31.4%)、「小鼻や目の周りなどが手だと付けづらい」(22.7%)、「手で付けると、手に化粧水が付くためもったいない」(19.2%)と続いた。

ではどちらの方が正しい付け方になるのだろうか。岩崎氏は、良かれと思っていた付け方で逆にお肌を傷つけてしまっているNGな付け方を2つ挙げた。1つめは「コットンを使って化粧水を付ける」こと。パッケージに表示されている方法だが、「コットンは繊維でできているため、化粧水を付けるだけでも摩擦が生じる。肌を傷つけるだけでなく、この摩擦によりメラニンが活性化するため、シミができやすくなります」と注意喚起した。

また2つめとして「化粧水をパンパンとたたき込む」ことを挙げた。「たたいたからといってなじみやすくなるわけではありません」と話し、刺激=ダメージを与えてしまっていることを指摘した。

ではどう付ければよいのか。岩崎氏は「化粧水は手のひらに取り温めて、その手で包み込むように丁寧にプレスして顔に入れ込む」ことを推奨した。その理由として「手のひらで化粧水を付けると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」というホルモンが出ます。オキシトシンは、信頼・信用・安心・安らぎ・いやしなどを感じたり、肌と肌が触れ合ったりする時に出るホルモンで、肌の再生力を促進する」からと回答していた。

(よろず~ニュース調査班)

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