10代女子学生に強制わいせつの容疑 コンビニ駐車場に止めた車内で 海上保安官を再逮捕 那覇署

(資料写真)パトカー

 10代の女子学生にわいせつな行為をしたとして、那覇署は24日、沖縄市に住む中城海上保安部の一等海上保安士、被告(30)=県青少年保護育成条例違反の罪で起訴=を強制わいせつの疑いで再逮捕した。署は捜査に支障が出るとして認否を明らかにしていない。署は余罪があるとみて捜査している。

 再逮捕容疑は2023年3月29日午後2時55分ごろ~同3時5分ごろの間、本島南部のコンビニ駐車場に止めた車内で、女子学生の体に触るなどわいせつな行為をした疑い。署によると、2人は交流サイト(SNS)上で知り合ったという。

 同被告は23年11月、18歳未満と知りながら女子高校生にみだらな行為をしたなどとして、県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕、その後、同罪で起訴されていた。

 那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)で24日にあった初公判で、同被告は起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は、同被告が昨年7月19日深夜から翌日未明まで、SNSで知り合った10代の被害者と沖縄市内のホテルでみだらな行為に及んだほか、同年2月25日午前11時過ぎ、SNSで酒類の購入を求めていた当時14歳の青少年に那覇市内の路上で缶酎ハイを提供したと指摘した。

 中城海保の山田宏一部長は「職員が再逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を確認した上で、厳正に対処して参る」とコメントを発表した。

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