元独代表ドゥルムが31歳で現役引退…クロップ・ドルトでのデビューからW杯優勝メンバーにも

「昨夏以降は不運にも軽いケガや体調不良に見舞われ…」[写真:Getty Images]

元ドイツ代表DFエリック・ドゥルム(31)が24日、所属先のカイザースラウテルンを通じて、現役引退を発表した。

ドルトムントのアカデミー出身で、2013年夏に1stチームデビューの右サイドバックは以降、ユルゲン・クロップ監督のもと、ユーティリティプレーヤーとして重宝され、通算97試合に出場。2018年夏のハダースフィールド・タウン行きで国外に飛び出し、2019年夏のフランクフルト加入を挟み、2022年夏にカイザースラウテルン入りした。

故郷ピルマゼンスに近いカイザースラウテルンに移ってからは通算34試合に出場。今季のここまでケガの影響により、2.ブンデスリーガ4試合にDFBポカール2試合の出場にとどまるなか、かつてドイツ代表として2014年のワールドカップ(W杯)優勝にも貢献した実力者は契約を解消する形で現役生活にピリオドを打つ決断を下した。

クラブの公式サイトでその意向とともに感謝の言葉を綴っている。

「FCKのクラブとチームで重要な役割を果たし、そして成功を掴んだ後にここでキャリアを終えるのを固く心に決め、1年半前に大好きなFCKに移籍した。初年度はその契約がうまくいって、27試合に出場し、素晴らしい試合も戦った」

「だが、昨夏以降は不運にも軽いケガや体調不良に見舞われ、個人としてもクラブとしても思うようにFCKの力になれていなかった。その状況とともに、出番の減少予想も相まって、クラブの責任者との間で契約の早期打ち切りで合意した」

「だから、誇りを持って振り返られるキャリアを今日で終える。FCKのいちファンとしてはもちろん、これからも可能な限り心をもってベッツェに足を運ぶつもり。温かく迎えてくれたファンの皆さん、FCKファミリーのみんな、この1年半の熱い応援と素晴らしい瞬間に感謝したいと思う」

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